巾着袋について
●巾着袋の歴史
人類の歴史の上でも巾着袋の歴史は古く、古来から世界中で使用されてきた記録があります。
実用的な用途として使用されてきた巾着袋ですが、文明の発達と共に徐々に装飾品としての役割も持つようになっていきます。
日本では、平安時代にはすでに貴重品を入れる袋として小さな巾着袋が使用されていました。
江戸時代になると、丈夫で幅の広い帯の普及とともに、腰にぶら下げる小銭入れとしての巾着袋が普及していきます。また、「守巾着(まもりきんちゃく)」と呼ばれる、縁起柄をモチーフにした小さな「お守り」としての巾着袋も粋人の間で流行。そして江戸時代後期には、女夫(めおと)巾着と呼ばれる、内側を二つに仕切って守袋と銭入れを兼ねたちりめん製の巾着袋が女性たちの間で人気となります。
明治以降になると、麻や木綿だけでなく、毛糸やレース、ビーズ等様々な素材で作られた巾着袋も普及していきます。
昭和に入り、戦時中には出征兵士の為に送る慰問袋(いもんぶくろ)や軍隊生活に必要なものを収納するための奉公袋(ほうこうぶくろ)として巾着袋が使用されていましたが、戦後、財布やがまぐちの普及で巾着袋の需要は徐々に低下していきます。
そして現代、再び人気が高まってきている巾着袋。
そんな巾着袋の魅力は・・・
●巾着袋の魅力
1. 使いやすさ
巾着袋の何よりの魅力はその使いやすさ。
開け閉めしやすく、口が大きく開くので出し入れもしやすく、必要なときに中身をサッと取り出せます。
紐を手首にかければ手が塞がらないのもポイント。
軽くて持ち運びにも便利な巾着袋は、日常使いにぴったりです。
2. たっぷり入る
変幻自在の形状とその柔軟さも巾着袋の大きな魅力です。
入れる物に合わせて形が自由に変えられるので、見た目以上にかなりの収納力があります。
荷物が少ない時はギュっと小さくまとめてどんな隙間にも納まりますし、逆に荷物が多い時にも大きなものも沢山詰め込むことができます。
3. かさばらない
中身を出したらただの一枚の布。折りたたんでしまえばポケットやバッグの小さな隙間にも収まるほど薄くて小さな袋です。
ポーチのように形が固定されていない為かさばらず、荷物の形状に合わせてコンパクトに収納することができます。
4. 丈夫
余計な飾りが一切ない巾着袋は、袋類の中でも最も丈夫な構造をしています。
布一枚と紐から出来たそのシンプルな構造故、ファスナーや口金のように壊れて開かなくなったり、ボタンやマジックテープのようにほつれたり剥がれたりする心配もなく、無造作に扱っても大丈夫ですし、むしろ使い込むほどに味が出るので、普段使いの愛用品として、気楽に気軽にお使いいただけます。
5. 気軽に洗える
シンプルで丈夫な巾着袋はゴシゴシ洗っても大丈夫。
特にofukuroyaの巾着袋は自然素材の生地を使用した裏地なしの一枚仕立てなのでお洗濯も簡単。洗った後は風通しの良い場所に干していただければあっという間に乾きます。
●巾着袋の便利な使い道
1. 整理整頓用に
形が自由に変えられる巾着袋は、バッグの中の整理整頓用にぴったり。
バラバラになってしまいがちな小物も、巾着袋に入れて収納すれば、バッグの中で行方不明になってしまってアタフタすることもなくなります。
2. 化粧ポーチとして
リップやチーク、クリームなどのコスメ、香水やアロマなどの香りアイテム、化粧水やボディスプレーなどのスキンケア用品などなど、お気に入りのグッズを入れて普段使いのお化粧ポーチとしてお使いいただけます。
3. アクセサリー入れとして
柔らかな布で出来た巾着袋はアクセサリーの収納にもぴったり。
小さな巾着袋に入れて保管すれば、大切なアクセサリーを傷や汚れから守ることができますし、旅行やお出かけの際にはそのまま持ち運ぶこともできます。
4. ケア用品ケースとして
目薬やコンタクトレンズ、ハンドクリーム、日焼け止め、虫よけスプレーやお薬などのケア用品も、まとめて巾着袋に入れて持ち歩けば、邪魔にならずいざという時にも便利です。
5. お風呂バッグとして
サウナや銭湯に行く時、荷物は少なくしたいものです。
シンプルで丈夫な巾着袋なら、石けん、シャンプー、タオルや着替えなどなど、必要なお風呂グッズを無造作に詰め込んで、袋ひとつでサクっと身軽にお風呂に向かうことができます。
濡れてもすぐに乾くので、お風呂バッグとしての使い勝手も抜群です。
6. アウトドアギアの収納に
そのまま持ち運ぶと傷が付いたり他のグッズが汚れてしまったりしがちなアウトドア用品も、巾着袋に入れて持ち運べば安心です。
また、細々とした雑多なギアや汚れが気になるオイル系の道具類、お気に入りの組み合わせの調理用品なども、巾着袋にまとめればすっきり収納できます。
ofukuroyaの巾着袋はアースカラーでアウトドアにも馴染む自然な色合い。サイズもオーダー可能なので、お気に入りのギアの自分だけの専用ケースとして、長くお使いいただけます。
7. デジタル機器のケースとして
柔らかな布製の巾着袋は、スマホやタブレットなどのデジタル機器のケースにもぴったり。
厚手の生地であれば衝撃を緩和してくれますし、表面が汚れたらクリーナーの代わりに袋でサッと拭くこともできます。
また、ケーブル類や充電器など、ゴチャゴチャしがちな周辺機器をまとめるのにも便利です。
8. ストレージバッグとして
丈夫で通気性の良い自然素材の巾着袋は、玉ねぎやじゃがいもなどの根菜類や、りんごやレモンなどの果物、常備野菜やお菓子類の保存にもぴったり。
9. スナックバッグとして
たっぷり入る巾着袋は、おでかけする時の“おやつ入れ”としても便利。
大きな巾着にはお気に入りのスナックを袋や箱ごと沢山入れて。
小さな巾着には、ナッツやドライフルーツをそのまま入れて。
10. ランドリーバッグとして
濡れたり汚れたりしてもすぐに洗える丈夫な布製の大きな巾着袋は、ランドリーバッグとしてもお使いいただけます。洗濯物を詰め込んで脱衣所に置いてあってもお洒落ですし、コインランドリーやクリーニングにもそのまま持って行くことができます。
11. 煙草入れとして
紙タバコとライター、電子タバコとリキッド、手巻きタバコとペーパー&フィルター・・・などなど、愛煙家の皆さまには欠かせないタバコセットも、まとめて巾着袋に入れて持ち歩けばバラバラにならず、必要な時にすぐに取り出して楽しむことができます。
12. 巾着バッグとして
大きな巾着袋は普段使いの巾着バッグとしてもお使いいただけます。
男女問わず定番人気の巾着バッグは、リュックやトートバッグにはない程よい脱力感が魅力。
ループに手首を通したり、絞った引き手を短く握ってハンドバッグのように持ったり、また、サコッシュやショルダーバッグのように片方の肩から下げて持ち歩いたり・・・いろいろな使い方でお洒落にお楽しみいただけます。
13. 防災バッグとして
大きな巾着袋はお家に備えておく「防災袋」として。
小さな巾着袋は、最低限必要なグッズをコンパクトにまとめた「防災ポーチ」として。
軽くて丈夫でいざとなった時に持ち運びしやすく、焦ってしまいがちな緊急時にも開け閉めしやすい巾着袋は、防災バッグに最適です。
14. ラッピング用のバッグとして
ちょっと特別なギフトを送りたい時、巾着袋に入れてプレゼントするのも粋で素敵です。
そんな沢山の魅力溢れる巾着袋、あなたの暮らしにもぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか?